僕学 観光論

僕が旅行をしてもあまり大きな感動が得られない理由が分かった。

 

観光とは表面的なものだからである。

土地には定着しなければ理解できない部分が多々ある。元々、土地とは定着する為にある。

そうして長い年月を経て得られる体験(良いことも悪いことも)こそが本質に近いと考えている。

 

観光とは短期滞在のことを指すが、そういった本質とは真逆にある。表面、外見だけを見て素晴らしかったと言い帰路につくのはおかしい。

本質を無視して勝手に各自で解釈を垂れられたら困るのだ。

観光人は多くの場合、その地についてほぼ全てを誤解したまま生きているのだ。それで満足できるのだから、幸せなことだと思う。